症例紹介

ウサギ/トカゲ/亀

夏の最高気温を気にする話

BEN犬猫エキゾの病院院長石川です。

7月に入り、ウサギやトカゲ、リクガメの体調不良の患者さんが増えています。

「温度管理によって防げる体調不良」の話をします。

夏季は1日の最高温度の測定は必ずした方が良いてす。

だいたいは12時~16時の間に記録されます。

「メモリー着きの温度計」や「スマホに飛ばせる温度計」を使ってみると昼不在でも測定できます。

測ってみたら35度を越してたという事はないように。窓を開けていても、暑いときは暑いので、要注意ですよ。

 

 

ウサギさんであれば23度以下の管理を保ちましょう。昼でも夜でもです。9月下旬まではエアコンはつけっぱなしになるはずです。

雨の日は多湿も気をつけたいですので、湿度は60%前後を保ちたいです。

 

また、昼の爬虫類は「バスキングライト」や「紫外線ライト」「パネルヒーター」などを使用します。

昼の間にケージ内が「サウナ状」に陥ってはいないか確認するべきです。毎日です。

高温飼育が必要なアゴヒゲトカゲでも最低気温が30度以上は厳しいです。一部高温な所を作りつつ、25度位の涼めるスポットも用意しておくと安全です。

熟練していないなら、温度計を複数用意して、ケージ内の寒暖差を確認しても良いでしょう。

このブログで一匹でも体調を崩す動物が減ればと願います。

 

BEN犬猫エキゾの病院

院長石川雅章