症例紹介

ハムスター/両生類/猫

動いていない水は換えようの話

「夏は水が傷みやすい。」は当然の事実ですが、動物に当てはめると色々とチェックポイントがあります。

特に「動いてない水」は劣化しやすいですので気を付けたいです。

ハムスターなどでよく使うボトルの水は動いてない水になりますので、こまめに換えたいポイントです。

猫なども劣化した水は気にして飲まない子がいて、頻繁に変えたり噴水に様にして循環した水を飲んでもらう工夫が必要です。

 

例えば朝にコップに入れた水を夏の常温のままで、夕方に飲みたいのかと言われたら、飲みたい人はいないはずです。

 

話題代わって、両生類の水も重要です。ベルツノやクランウェルといったツノガエルは半身浴の様な状態で水に浸かって飼育します。

置いておくだけで、日々劣化していきますので、臭くなったら確実に全替えですが、臭くなる前にどんどん換えていくのがおススメです。

究極はウーパールーパーなどのサンショウオの仲間は清らかな山の中が原産ですので、夏は毎日水替えが必要になります。

 

当院の受付には2匹の熱帯魚がいますが、水の管理はこちらも重要です。止水では水質が悪化しやすい一方、強めのろ過装置を入れ、酸素のブクブクをふんだんに入れると水の持ちがよくなります。

夏に金魚などをすぐにダメにしてしまうケースは、設備を作らず、高温の止水で飼い始めてしまうのが原因の1つです。

 

BEN犬猫エキゾの病院

院長石川雅章