症例紹介

文鳥の卵管脱の話

秋から冬にかけて文鳥(フィンチ)の仲間は発情が強くなる傾向が出てきます。

文鳥さんは「暗期」といって夜が長い期間に産卵する性質があります。

 

4~5歳を過ぎると上手く産めなくなってくるのか、「卵管脱」や「卵詰まり」が多くなります。

もちろん、産卵数が多いとか栄養状態が良くないとかで若くても難産になる事もありますので、注意していきたい点です。

 

「産卵して出血」、「産卵せずに苦しそう」、「おしりから卵管が出てる」といった状態は緊急性が高いと予想されますので、早めに来院をおすすめします。

 

BEN犬猫エキゾの病院

院長石川雅章

 

卵は1日あれば作られます。昨日は大丈夫そうでも、1日1日で状況は変わりますので、翌日はどうなるか分からないのが産卵です。

産卵が多い時期は鳥さんの様子をよく観察していく必要があります。