症例紹介
デグー・チンチラ・モルモット
モルモットの歯科処置の話
BEN犬猫エキゾの病院、院長石川です。
モルモットの歯は全ての歯が一生伸び続けます。
正常な歯で、適切な食事が与えられているモルモットさんは歯の処置は必要ありません。
一方で、年齢による劣化、不適切な食事や歯の感染などで歯の不正が起きます。
つまり、異常に伸びていく歯が出てくるという事です。こうなると舌や頬に歯が刺さったり、口が閉じれなくなるトラブルになります。
ウサギも不正咬合になりますが、モルモットとは違う歯をしています。
モルモットの方が口が小さく、歯がしっかりしている印象です。
一番奥の歯は、頬と歯の間が狭くかなり見にくいため、綿棒やヘラを駆使して処置を行います。
また、舌に近い下の歯は内に反っているため、「橋」を作る様に変形している事が多いです。本当に舌の上に、歯の橋があるのです。
当ブログではウサギやデグーの歯科処置も書きましたが、動物によって歯の形が違います。似た様な処置をしている印象かもしれませんが、体重や口の形が違う時点で、アプローチが異なります。
早い時期から病院に来てチェックしていきたいですね。
BEN犬猫エキゾの病院
院長石川雅章