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夏季にヒーターをつけるのかの話
BEN犬猫エキゾの病院、院長石川です。
夏季から多い質問に、「夏でも保温はした方が良いのか?」という内容です。
多くは鳥の飼い主さんか、爬虫類の飼い主さんの質問です。
2020年の7月にこのブログを書いていますが、確かに暑いです。昼間の外は30度近くあるでしょう。
基本の気温が高いのに、更にヒーター類を使って熱中症にしてはいけません。
「病気の小鳥→とりあえず保温」という発想は夏季には要注意です。
ヒーター類は手段であって、目的ではありません。
例えば、
「28度位で管理したいので、温度が足りないから50wのヒーターを入れた。そうしたら目的の温度になった。」
は良いかもしれませんが、
「鳥が病気っぽいので、何となくヒヨコ電気をつけてみた。」
は失敗しているかもしれません。
何が危ういかというと、目的を設定しないまま、加温を始めている点です。
夏季は普通にしていても28度位はあるでしょう。もっと暑い時間もあるはずです。
目的の温度を決める事なく、夏季にヒーター類を入れるのは危ないと思います。
まずは「目的の温度の範囲を決めて」から始めて。
「温度をこまめに測定して」
「動物が本当に快適か?」
を確認しながら進めるのが良いです。
また、動物さんの体調や時間帯によっても変わってきます。
とりあえず、夏の雑な保温はリスクがありますか、よく温度を計って判断して下さい。
BEN犬猫エキゾの病院
院長 石川雅章