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紫外線は足りているかを考える話
BEN犬猫エキゾの病院、院長石川です。
6月になり、晴れの日はかなり日射しが強くなりました。外の紫外線量はかなり多くなっているでしょう。
陸ガメ、アゴヒゲトカゲなどの乾燥系の爬虫類には強い紫外線が必須です。
また、水ガメやインコなども弱い量で構わないので、紫外線の照射が健康には有効になります。
「紫の外 側」なので紫外線ですが、人間が見える光の外側という意味になります。
普通にしていたら、肉眼で紫外線を感知できないのです。
それなので、日々の外来では「紫外線不足が原因のカルシウム不足」の陸ガメさんを診察します。
目に見えない光を管理する訳なので、それなりに策を持って望みましょう。
最近の紫外線ライトには目安の照射時間が書いてあります。
◯◯◯◯時間と書いてあれば、1日の照射時間で割り算すれば、目安の日数が出るはずです。12時間照射しているなら、多くの場合は一年以内に期限が来ると思います。
それでも、確実に紫外線が出ている不安であれば、短い時間だけお日様の日光浴で紫外線を確保します。
実際に室内飼いの陸ガメよりも、外飼いの陸ガメの方がワイルド感があってしっかり育っている印象です。
ただし、紫外線が強いからと言って、炎天下のベランダに動物を置いたら熱中症で、15分で倒れるので注意です。
短期間に強光を一気に当てるのも問題です。
動物種類によっても適切な紫外線量は異なります。隠れる所を確保して、無理のない範囲で、行うのが無難でしょう。
数年しないと結果が見てえ来ない事もあります。
しっかり準備して、陸ガメや砂漠のトカゲを飼いましょう。
BEN犬猫エキゾの病院
院長 石川雅章