症例紹介
検便は何度でも行う話
こんにちは、BEN犬猫エキゾ病院石川です。
猫でもトカゲでも、インコでも顕微鏡の検便は動物への負担がなく、何回でも確認していい検査です。
お伝えしたいは
「完璧に診断できる検査はない。」
という事です。
例えばセキセイインコで検便を健診で行い、何もないとしても時間が経ってから検査すると「マクロラブダス」が出る事もあります。
マクロラブダスの検出は2種類あり、「顕微鏡で見つける」と「PCR検査で陽性陰性を判断」となります。
よく行うのは「顕微鏡」の検査になります。顕微鏡とマクロラブダスを認識できる獣医師がいれば、何回でも実施できます。
1回目の診察では何も出てなくとも、経過によってはバランスが変化して2回目には見つかる事もあります。そのため、過去の検査でマクロラブダスが検出されなかったとしても、インコの体に居ないとは言い切れない場合があります。
マクロラブダスが1つでも出ていれば異常として診断できますので、居れば確実に治療となります。症状が出ていなくても、見つかる事がありますので、健診でよく行う検査です。
PCR検査のいい点は顕微鏡の検査よりも「感度」が高く、検出しやすいという利点はあります。しかし、陽性だからといって胃炎の真犯人として決定していいかは審議が必要です。他にも悪さをしている要因は無いかという考察が必要なのです。
また、PCR検査は費用が高価であり、検査結果が出るまで間が空くため頻繁に行う検査ではありません。PCR検査で陰性であっても、やはり完全に存在を否定できる内容ではありません。
マクロラブダスの検査を頻回行う事に関しては、顕微鏡の検便が適しているため石川は顕微鏡検査を好んで行います。
便が落ちていれば、何回でも行っていい検査です。
検査対象によってはPCR検査が主体になる項目もありますので、上記はマクロラブダスを例にした話です。
逆にPCR検査に向いてない検査対象もありあますので、獣医師に判断を任せるといいです。
BEN犬猫エキゾの病院
石川雅章