症例紹介

デグー・チンチラ・モルモット

高齢のデグーは体重を測る話

日々の診察で体重測定の重要性をお伝えしています。

その中の1つに恒例のデグーの体重測定は大切です。

 

4~5歳になると「不正咬合」が多くなります。歯が乱れて頬や舌に傷がついて食べれなくなる状態になります。

歯が悪くても食欲はある程度ありますので、食べているという感じに見えてしまう事があります。

あるいは少しだけ食べているため、様子を見てしまうケースも見受けられますので、是非とも体重を測っておくと良いのではないかと思います。

普段は200~250gくらいはある動物です。元気な時から正常な体重を測定しておきましょう。子供の期間が短い動物ですので、生まれて6ヶ月もあれば大人です。

1割以上落ちると何かあるなという判断はほぼ当たります。200gが180gになるという事です。時に120gで来院されるデグーさんを見ます。ここまで来ると、治療してもどこまで持つのだろうかという状態です。

人間なら50㎏の友達が1ヶ月で45kgになってたら、かなり食べてないという印象になるのではないでしょうか。

 

BEN犬猫エキゾの病院

院長 石川雅章