症例紹介
亀
ミズガメの産卵期の話
BEN犬猫エキゾの病院、院長石川です。
6月になり、ミドリガメやクサガメの産卵の外来が多くなってきました。
自然で5月以降に産卵するのは普通です。
自然の摂理から外れているとは言え、飼育下でも季節性がみられます。
殻のある卵はレントゲン検査ではっきりと映ります。何個入っているかも確認できます。
一方で、「いつ生むのか。」や「卵つまりなのか。」といった判断はレントゲン検査では出来ません。
食欲や元気さ、飼育環境なども考えて診断します。
こういった状況で、卵つまりかどうかを0か100かで判断するのはナンセンスで、飼い主さんのモチベーションや通院のしやすさまで材料にして、治療を決めていきます。
グレーゾーンの診断の事の方が多いと思います。
放っておいて自然に生む事もありますし、1ヶ月治療しても動きがない事もあります。
各種治療を用意してますので、必要に応じて提示していきますが、よく相談して進めていきたいと思っています。
BEN犬猫エキゾの病院
院長 石川雅章