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院長のひとりごと

保温の話

BEN犬猫エキゾの病院、院長石川です。

 

先日も雪が降り、寒さが厳しくなってきましたね。

小動物を飼うという事は温度をしっかり管理するという事になります。

 

保温の質問が連日ありますので、一部お答えします。

 

保温に必要な条件は

・24時間使用できる。(空気を汚さない)

・火事にならない

・動物がヤケドをしない。(コードをちぎらない)

・目的の温度に達する(温度の不足と過剰に気をつける)

 

が条件になります。

 

『温度計を使用する』

は以前のブログで述べましたので、しっかり測定しながら保温しましょう。

 

【具体的には】

〇部屋ごと暖める器具

・エアコン

・オイルヒーター

・温水ヒーター

・床暖房

でしょうか。多くの方はエアコンを使用して調整しています。

オイルヒーターは安全性が高く、加湿もしやすいです。一方で急速に温めるのには向いてません。

温水ヒーターや床暖房は準備に大がかりな手間がかかりますが、動物を長く飼うつもりで家を作るなら検討です。

基本的には人間用の器具ですので、大型の電気屋さんで品定めをします。

 

●部分的に暖める器具

・パネルヒーター(板状の保温器具)

・赤外線ランプや輻射型遠赤外線ヒーター(こたつと同じ原理)

・保温球(ひよこ電球)

 

狭い範囲を暖める器具です。熱の及ぶ範囲が30㎝前後である事が多いですので、補助器具的に使用します。あまりパワーの強い器具ではないので、冷えた部屋でひよこ電球のみを使っても暖かさは出にくいと思います。

爬虫類コーナーや小動物コーナーで器具を探します。ヒーター系は爬虫類が充実していますので、小鳥や小動物の飼い主さんも爬虫類の器具を見てみると良いです。

 

例えば25℃にしたいと思ったら、部屋ごと暖める器具で22度くらいに持ち上げて、部分的に暖める器具で25度にするというイメージでしょうか。

エアコンの設定を22度にして、赤外線ヒーターで25度前後とするイメージです。もちろん赤外線ヒーターは動物に触れない所にセットしておきます。エアコンによる乾燥も気を付けておきますので、必要であれば加湿器も動かします。

住んでる地域や建物の断熱性、機器の性能の組み合わせでだいぶ変わりますので、最終的には緻密に温度を観察して調整していきます。

 

よろしければ、参考にしてください。

 

BEN犬猫エキゾの病院

石川雅章