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室内でも熱中症になるかもしれない話
BEN犬猫エキゾの病院、院長石川です。
2020年8月中旬にこの記事を書いていますが、昼の屋外は35度以上になっています。
室内はいくらかは下がりますが、熱中症対策は必要です。
アゴヒゲトカゲや一部のリクガメは「砂漠」の動物とされています。しかし、一部に体を冷やす場所が必要です。
セキセイインコも「砂漠」の鳥とされていますが、30度以上は厳しいと思います。
ウサギやハムスターはどうでしょう。毛むくじゃらで体を冷やす機能は低い動物たちです。
「冷房を入れているから大丈夫」ではなくきちんと適温で管理出来ているかを確認しましょう。ウサギなら測定して25度以下は欲しいですね。
気温が35度なら10度以上下げるという作業が必要です。
13時~15時の室内の温度は必ず確認したいですね。以前も紹介したメモリー付きの温度計を利用すると良いです。
動物の種類によって「危険な最高温度」は異なります。
また、健康なのか病気があるのか。
また、若い成体なのか老体なのか。
同じ種類の中でも耐えれる限度は異なります。
家の中でも熱中症になるケースがあります。熱中症まで行かなくても、体力が落ちている時もあるでしょう。
個々で安全な範囲を見極めて管理しましょう。
このブログを読んだ飼い主さんが、温度管理を行い、その結果、一匹でも熱中症から救えたら幸いです。
BEN犬猫エキゾの病院
院長 石川雅章