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トカゲについて/院長のひとりごと
エキゾチックプランツたちも楽しいかも知れない話
BEN犬猫エキゾの病院、石川です。
植物と動物は密接に関連していますから、観葉植物の育成が上手いと連動してエキゾチックアニマルの飼育も向上するのではないかと思います。
写真の植物はネペンテス・アラータと呼ばれる植物です。
東南アジア原産の多湿系の植物ですので、冬は割にしっかりと加湿していかないと、葉の先やツボが枯れて来ます。
私は加湿の手技を植物に試されているのです。
「エアコンをかけて、たまに霧吹きでOK!」という管理では足りない感じです。
かれこれ、5年位は同じ株を育てています。
ある程度の大きさのツボを着けてくれますが、図鑑の写真で見た様なペットボトル大のツボは着けてくれません。
枯れる事はない設定にしているけども、ベストな加湿は出来ていないというメッセージがネペンテスから伝わってきます。
何となくこういう風にしたら、良くなるという予想はあります。
年々、少しずつ改良していく楽しみがありますので、のんびりやってます。
また、この種には「低温多湿系」と言って、多湿の中でも異常に設定が難しい種類が居ます。
「冷やしながら加湿する。」は霧の立ち込める山の中腹のイメージでしょうか。
カメレオンと似てますね。
普通は低温にすると、空気中の湿度は落ちます。それをどうにか改善していくのです。
ガチガチの植物マニアだけが知る世界です。
我々が扱うエキゾチックアニマルも温度湿度が重要ですが、エキゾチックプランツの中にも相当に管理が難しい種が居ます。
お金を出して買ってきても、長期育成が出来るかは自分の技量次第。
少しクセの強い植物の育成は、それはそれで面白いと思いますがいかがでしょう?
BEN犬猫エキゾの病院
院長 石川雅章